月別アーカイブ: 2014年1月

コックローチ・その後

夜、ひと気のない台所に降りていくと、
色んな隙間にささーっと消えていく黒い残像をよく見かけます。

なんか、まっくろくろすけみたい・・・
そう思って耐えてきました。

台所、トイレ、部屋、とあちこちに出没していたまっくろくろすけも、
日本から送ってもらったゴキブリホイホイと、パラオでも手に入るホウ酸団子を仕掛けてから、
めっきり見かけなくなりました。 すごくうれしい。

反面、トイレのドアをドキドキしながら開けたのに、
「なんだ、いないのか」という多少のがっかり感。

いなくていいんだけどー

いなくていいんだけどー

Isabsab

パラオには自然の草花を利用した民間療法が色々と残っていて、
日本よりもまだまだ生活に根付いている印象。

喉が痛くて…と咳をしていると、パラオレモンの葉っぱを摘んできてくれて、
(煮詰めて蒸気を吸うとすっきりした)
虫除けスプレーない?と聞くと、ココナツオイルが良いよ、一瓶分けてくれます。
(塗ると、たしかに蚊が寄ってこなくなった)

そんな知識が特に豊富なホームステイ先の親戚のおばちゃんに、
「Isabsab(イサブサブ)」の作り方を教えてもらいました。

効能は「シミや日焼けにきく、美肌になる」。
それはぜひ知りたい・・・!

必要なのは、そこら辺に生えている、この植物
(この植物の名前がIsabsabというらしい)

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とココナツオイル。

まず、茎の部分を刈り取り、皮をはいで、細かく切ります。

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そして、ココナツオイルで煮込むこと数時間・・・

最初はこんな色だったのが・・・

最初はこんな色だったのが・・・

数時間後には、こんな色に・・・

数時間後には、こんな色に・・・

最後に香り付けに、良い香りのする草の根っこを入れて、完成です。

本に書いてあるわけでも、ネットに載っているわけでもなく、
パラオ人の家族の中で口承されていく作り方。

小さな瓶に入れて、少し分けてもらいました。
美肌に効くといいな~

パラワンディナー

日本から遊びに来てくれた友人たちを連れて、
Palau Plantation Resort 内のレストラン「Forest Garden」に行きました。

ここは隠れ家風の雰囲気の良いお店で、
(パラオらしいかは置いといて)南国リゾート気分を味わえるので、おすすめ。

頼んだのはパラワンディナーコース。
パラオのローカル料理が、デザートも含み全部で9品出てきます。

手前は「ウカエブ」というパラオ料理(陸ガニのココナッツミルク煮)

手前は「ウカエブ」というパラオ料理(陸ガニのココナッツミルク煮)

どれもこれもおいしいけれど、量がすごく多い・・・
おなかいっぱいでした。

友人が訪ねてきてくれるのは、やっぱりうれしい!
気分転換できました。

ハムレット

パラオには「住所」という概念がありません。

ガイドブックのお店の住所欄を見てみると、
「○○の2軒隣」とか「○○の向かい」とか書かれています。
小さな国なので、これで成り立ってしまう。

日本の家族や友人からの郵便物はJICAの私書箱宛に送ってもらっています。

パラオ人同士だと、場所を説明するときに
hamlet(集落)=パラオ語でhang(日本語の「藩」から来たと思われる)
の名前をよく使っています。

ちなみにホームステイ先は「Meketii」という場所。
「コロールのMeketiiに住んでいる」と言えば、
国中どこに行っても「あぁ、あそこね」と分かってもらえるらしい。

国中で通じちゃうの!?(コロール州だけで13つのhamletがある)

ちなみにパラオの国土面積は488平方kmで屋久島とほぼ同じくらいの大きさ。
人口は2012年の暫定データで1万7千人ちょっと。
公称「人口2万人」かと思っていたら、2万人切ってました。

ホント小さな国ですね~

アラカベサンの高台から

アラカベサンの高台から

アイランド・リリー

ある日(平日)の昼下がり、海辺で同僚とランチを食べていると
結婚式用の花飾りを作っているおばちゃんがいました。

「もっと華やかにしたいんだけど、お花が足りなくて」
・・・と言ったかどうかは知りませんが、

おばちゃんと会話していた同僚のJoeが、突然
「よし!今からRock Islandに花を摘みにいくぞ!」と言い出し、
船を出していざ海へ。(知り合いの船はそこらじゅうにある)

お目当てのお花は、Rock Islandの島々にしか咲いていないという
ロックアイランド・リリー。
香り高く、華やかで、お祝いの席に最適。

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思い付きで行けてしまう世界遺産の海。
いつ行っても本当にきれいです。

新年会

日本大使公邸にて新年会が行われました。

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これはパラオに住む(約350人いるそう)日本人を対象とした会です。

ビュッフェ形式で、美味しい日本食やおせち料理が振る舞われ、
お餅つきもありました。
(ただし、飲み物はソフトドリンク)

やっぱり日本のお正月はいいな~

職場では、サボりがちの同僚、Mengkurが
新年で心を入れ替えたのか毎日出勤してきます。画期的・・・!!

今日もドヤ顔

今日もドヤ顔

さぁこのやる気はいつまで続くでしょうか。

Happy New Year!

明けましておめでとうございます。

 Happy New Year !

Happy New Year !

年越しは、パラオ人の友人に連れてってもらったカウントダウンパーティで幕を開けました。
去年の今頃は、まさか一年後、パラオで年を越すことになるとは思ってもいなかった・・・

元日も、先週のクリスマスと全く同じように過ごすと聞いてはいましたが、
本当に全く同じように過ごしました。
デジャブかと思いました。

パーティが始まるのはお昼すぎ。
家にいてもヒマなだけなので、朝から隣の家(親戚)のママさんのところで料理をお手伝い。
ママさんはお弁当屋をやっているので、とても料理上手です。

THE・南国の母

THE・南国の母

パーティではみんなの持ち寄りもあるけれど、ベースとなる料理はすべて彼女が作ります。

ママさんと3人娘で、訪問予定者50名分の料理を作るだけあって、台所は戦場でした・・・
これ切って、あれ混ぜて、と次々と指示が飛び、お手伝いというより完全に労働力。
10合のご飯と50枚の油揚げを渡され、いなりずしを50個作り終えたとき、
お正月ということは完全に忘れていました。

外ではパパさんと一人息子がせっせとBBQの準備。

唯一のお正月メニューとして、「Oshiruko(おしるこ)」がありました。
味も見た目も日本と変わりない、白玉入りのおしるこ。

ただし激甘・・・

ただし激甘・・・

でもやっぱり、こたつでゴロゴロしないと正月気分は盛り上がらない~