月別アーカイブ: 2015年1月

Funeral

週末に、ホームステイ先の親戚の方のお葬式がありました。

数ある伝統行事の中でも一番盛大に行われるのが、お葬式。
パラオでは、毎週末のようにどこかで誰かのお葬式が行われています。
 
今回、亡くなったのは、Calvin の叔母にあたる方。
親戚で集まるときなんかに、私もよく顔を合わせていた明るいおばちゃんでした。
年末に突然倒れて、そのまま亡くなってしまいました。
悲しい・・・

しかし、そんな悲しい気持ちを吹き飛ばすように
パラオのお葬式は、まぁ明るい!

しんみりした雰囲気はほとんどなく、みんな普段着で集まり、
普段通り、笑顔でおしゃべり。

お葬式のセレモニーは、家の目の前の敷地で行われ、
お墓も家のすぐ横。(集合墓地に運ぶ場合もある)

遺体は、当日運ばれてきて、離れの部屋に安置されています。
(それまで、一カ月近く病院の霊安室に)

 
この日の準備のために、数週間前から親族一同は大忙し。

朝、6時からお祈り。
7時にはセレモニー開始。

早く来た人には朝ごはんが配られます。

セレモニーは、のんびり、のんびーり進んでいきます。
集まった現金(香典)や、伝統的なパラワンマネー(石や海ガメの甲羅など)を
誰がいくら持ってきたかを、司会者がマイクで読み上げていきます。

なんでそんなに時間がかかるのか分からないけど、
いつまで経っても終わりません。
のんびり、のんびーーーり進んでいきます。

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お昼には、人も徐々に増え始め、気が付けば隣の家の方まで人が溢れかえっている状態。

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ランチには、お弁当が配られます。
予想より多めに見積もって400個用意したはずのお弁当が、あっという間になくなりました。

400人以上来てるのか…
お弁当ほしさに紛れ込んでいる人もいる気がするけど…

 
私は、お弁当や飲み物を配るお手伝い。
カゴいっぱいに飲み物を抱えて、飲み物いりませんかー?と
お客さんの中を行ったり、来たり。

「こっちにジュースお願い!」「水2本ちょうだい!」の声に
走り回ります。くたくた。

 
セレモニー中、遺体の安置されている離れの部屋では、
母方の親族がお祈りや賛美歌を捧げます。

このとき部屋にいるのは、姉妹、叔母、娘などの女性のみ。
夫、息子、兄弟、叔父など男性は入りません。

そして、近しい友人や親族などが順々に
その部屋を訪れ、最後のお別れをします。(このときは男性も)

 
そして、香典の読み上げが終わり、最後のお祈りが済んだら、
棺ごとお墓に埋めます。

キリスト教徒が多いパラオでは、一般的に土葬

キリスト教徒が多いパラオでは、一般的に土葬

最後に、来てくれた親族に色々お土産を配ります。

大量のタロイモ、

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巨大な窯いっぱいのバナナの皮で包んだ豚肉、

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その他にも、米、缶ジュース、ペットボトル水、鶏肉、など・・・

全部配り終え、片付けを終え、一息ついたのは、夜の8時過ぎ。
長い一日だった!

 
「ホームステイしているだけの外国人」である私を
大事なお葬式という場で、親族の一員として扱ってくれるパラオ人に感謝。
貴重な経験ができました。

親族一同おそろいのTシャツを作った

親族一同おそろいのTシャツを作った

ちなみに今回、お葬式の写真を撮るなんて・・・と遠慮していたけど、
パラオ人もみんなバシャバシャ写真撮ってる。全然OKらしい。

それでも、さすがに遺体の安置されている部屋の中の様子は撮らなかったのですが、
次の日、職場で写真見せたところ、
「なんで部屋の中とか、(亡くなった)本人の写真撮らなかったの~」と言われました。

え、いいの!?撮っても平気なの?日本じゃ考えられないよ!と散々確認しましたが、
写真は撮ってもダイジョーブだそうです。

それが、今回一番びっくりしたこと。

ガラスマオの滝

パラオで一番大きな滝「ガラスマオの滝(Ngardmau Waterfall)」。
海以外の場所で、一番楽しい観光スポットだと思う。

入口から、滝にたどり着くまで軽いトレッキングも楽しめます。
ジャングルの山道や、

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川の中をジャブジャブをひたすら歩くこと40分、

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立派な滝が姿を現します。

大迫力!

大迫力!

ここが楽しいのは、何といっても滝壺の中へ入って自由に遊べること。
泳いだり(あまり深くないけど)、滝の裏側に入ったり。
「滝修行」だってできます。

ちなみにパラオ人に「ガラスマオ」と発音しても全然通じません。
「Ngardmau」は「ンガラッ(ドゥ)マゥ」だそうです。

Happy New Year 2015

遅ればせながら、Happy New Year!

今年のお正月は、1年3ヵ月ぶりに一時帰国した日本で過ごしました。

協力隊は、二年間の派遣期間中に一度だけ、
日本へ一時帰国することができます。(自費だけど)

久々の日本で、心身ともにリフレッシュ。
一年以上伸ばしっぱなしだった髪(日本で不評だった)も、バッサリ切ってさっぱり。

しかし、その新しい髪型が、パラオでは大不評。
なんで切っちゃったの!あーあ、もったいない!Old lady みたいよ!と散々の言われよう・・・
そんなに言わなくても・・・

協力隊生活も、気が付けば残りあと9ヵ月。
良い一年になりますように。

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