カテゴリー別アーカイブ: パラオ文化

パラオ英語

パラオ人の英語はちょっと訛ってて、かわいい。
独特の言い回しもけっこうあります。

いくつかよく使われるものを・・・

「プレンティ!(Plenty)」
 たくさん、いっぱいという意味。
 「many」や「a lot」あまり使わず、いつでもなんでもプレンティ!

「ジェロ(Zero)」
 ゼロのことは、「ジェロ」と言います。ジェロジェロ言うのがかわいい。

「キャンドゥー(Can do)」
 できる?と訊きたいときは、キャンドゥー?
 できる!ときは、キャンドゥー!

「ノッチェ(Not yet)」
 まだできてないときは、ノッチェ!(だいたいの場合、まだできてない)

「ユーイート!(You eat)」
 食べなさい、と言うとき。いくら食べてもユーイート!ユーイート!と永遠に言ってくる。

最初は聞き取るのに苦労しましたが、もうすっかり慣れました。
むしろ、うつってきました。

もちろんネイティブのような発音の英語のうまいパラオ人もいっぱいいますが、
でも、職場のおっちゃんたちはだいたいこんな感じ。

職場のおっちゃんたち

職場のおっちゃんたち

大運動会

6月1日は、Presidnet’s Dayで祝日。
各省庁対抗の大運動会が行われました。

全部で11チーム(省庁)が出場。
チームごとに色分けされたTシャツを着て、気合十分です。

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私も同僚と一緒に
Ministry of Public Infrastructure, Industries and Commerce (MPIIC)(公共基盤・産業・商業省)
の一員として参加しました。(MPIICのチームカラーはグレー)

競技のラインアップは以下の通り。
25m競走(短っ…)、50m競走、100m競走リレー、100m競歩、100m競歩リレー
オレンジ早食い競争、綱引き、ボール転がし・・・etc.
意外とちゃんとした運動会です。

ちなみに各競技に出場する人は、予め決めてありません。
当日、その場のノリと、大臣や局長の気分で、「お前出てこい」って感じで決まっていきます。

私も一つくらいは出場したいな~なんて思ってましたが、人手不足(若者不足?)のMPIIC。
次々と色んな競技に駆り出されることに・・・

上位4チームには立派なトロフィーが贈られます。

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それもあってか、みんな超本気。
こんな真剣なパラオ人を見るのは、なかなか貴重な機会だったかも。

準備体操として、みんなでズンバを踊ってから、競技が始まります。

「競走(Sprint)」

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意外と走れるおっちゃんたち。

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「競歩(Walk Race)」

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偉い人が出場すると大盛り上がりです。

競歩リレーに出場し、ほっと一息・・・つくヒマもなく
「オレンジ早食い競争(Eating Fruit Contest)に出てこい!」と大臣からの指示。

さっき、ちょうどおやつでオレンジ食べたばっかりなのに。
大臣直々の指示は断れません。
男女ペアで出場し、オレンジ4個を完食しました。

「綱引き(Tug of War)」

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一位になったのは、圧倒的な体格の良さを誇るMinistry of Health (MOH) (保健省)チーム。
この肥満率・・・保健省なのに・・・

MOHチーム

MOHチーム

「ボール転がし(Bottle Ball Race)」

腰に吊るしたペットボトルを振り子にして、ボールを転がし、ポールを一周して戻ってきます。
これを男女10名でリレー。

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6時に終了予定だったけど、予定は大幅にずれ込み、
終わるころにはすっかり日が暮れていました。

優勝したのは、Ministry of Education (MOE)(教育省)チーム。
我が MPIIC は6位という中途半端な結果。
でも、みんなの仲は深まった気がします。

あー笑った、笑った。楽しかった。

Birthday BBQ Party

週末に、ホームステイ先の親戚の子のBirthday BBQ Party がありました。

主役は、この男の子。
Braydenくん。9歳になりました。

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ケーキを用意して、バースデーソングを歌い、
ろうそくの火を消す、お馴染みのスタイル。

ケーキと一緒に、必ずアイスクリームも食べるのがパラオ流。

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みんなアイスクリームが大好き。

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Pay Day

パラオの給料日は一般的に、2週間に一度。

給料が支払われる週は「Pay Day Week」と呼ばれ、浮足立っている人が多い気がします。

あまり「貯金をする」という感覚がなく、入ったお金はすぐに使う人が多いため、
その週末は、酔っ払いが増えます。(単純・・・)

こんなオヤジが増える。

こんなオヤジが増える。

パラオ人の金銭感覚は、ちょっと不思議。

公務員などの平均収入は、日本のだいたい半分以下なのに、
みんな、携帯(スマホ)を持って、マイカー(中古車)を持って、
年に一度、親戚が住んでいるハワイに遊びに行ったりする。

一緒に買い物に行くと、お菓子やジュースを買ってくれるし、
日本人はお金持ちでしょーとお金をせがまれることも一切ない。

物価は、日本とそう変わらず(輸入品が多いためむしろ高い)、
ガソリンも電気代も高めなので、決して生活費は安くないはず。

でも、家族、親戚で助け合って生活しているからか
お金ががなくて、生活に困っているパラオ人はほとんど見たことない。

暮らしぶりは「先進国」とは決して言えないけれど、「貧しい発展途上国」でもない。
(そもそも、自分たちが貧しいなどとは全く思っていないと思う)

色々と考えてしまうけれど、
とりあえず、パラオ人はお給料が入ると幸せそうです。

ココナッツの刺身

パラオで定番のココナッツの食べ方。

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まだ柔らかいココナッツの身を、醤油とワサビに付けて食べる!

え、醤油?と最初は思ったけど、

これが絶品!
ほのかに甘くて、イカの刺身のような感じ。

この食べ方をする国は、世界中でパラオだけかも・・・?

Red Rooster Beer

パラオにだって、地ビールがあります。

その名も「Red Rooster Beer」!

もう今飲みたい

もう今飲みたい

Light、Wheat、Amber、Stout の4種類がメイン。
(全部そろっているお店はなかなかないけど)

マンゴー風味もあるとかガイドブックには書いてあるけど、
まだ一度も出会ったことはない。

ビールを飲むことはパラオ語で「ツカレナオス」!

暑い気候に、よく冷えたビール、最高の組み合わせ!
疲れもすぐに治ります。

Funeral

週末に、ホームステイ先の親戚の方のお葬式がありました。

数ある伝統行事の中でも一番盛大に行われるのが、お葬式。
パラオでは、毎週末のようにどこかで誰かのお葬式が行われています。
 
今回、亡くなったのは、Calvin の叔母にあたる方。
親戚で集まるときなんかに、私もよく顔を合わせていた明るいおばちゃんでした。
年末に突然倒れて、そのまま亡くなってしまいました。
悲しい・・・

しかし、そんな悲しい気持ちを吹き飛ばすように
パラオのお葬式は、まぁ明るい!

しんみりした雰囲気はほとんどなく、みんな普段着で集まり、
普段通り、笑顔でおしゃべり。

お葬式のセレモニーは、家の目の前の敷地で行われ、
お墓も家のすぐ横。(集合墓地に運ぶ場合もある)

遺体は、当日運ばれてきて、離れの部屋に安置されています。
(それまで、一カ月近く病院の霊安室に)

 
この日の準備のために、数週間前から親族一同は大忙し。

朝、6時からお祈り。
7時にはセレモニー開始。

早く来た人には朝ごはんが配られます。

セレモニーは、のんびり、のんびーり進んでいきます。
集まった現金(香典)や、伝統的なパラワンマネー(石や海ガメの甲羅など)を
誰がいくら持ってきたかを、司会者がマイクで読み上げていきます。

なんでそんなに時間がかかるのか分からないけど、
いつまで経っても終わりません。
のんびり、のんびーーーり進んでいきます。

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お昼には、人も徐々に増え始め、気が付けば隣の家の方まで人が溢れかえっている状態。

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ランチには、お弁当が配られます。
予想より多めに見積もって400個用意したはずのお弁当が、あっという間になくなりました。

400人以上来てるのか…
お弁当ほしさに紛れ込んでいる人もいる気がするけど…

 
私は、お弁当や飲み物を配るお手伝い。
カゴいっぱいに飲み物を抱えて、飲み物いりませんかー?と
お客さんの中を行ったり、来たり。

「こっちにジュースお願い!」「水2本ちょうだい!」の声に
走り回ります。くたくた。

 
セレモニー中、遺体の安置されている離れの部屋では、
母方の親族がお祈りや賛美歌を捧げます。

このとき部屋にいるのは、姉妹、叔母、娘などの女性のみ。
夫、息子、兄弟、叔父など男性は入りません。

そして、近しい友人や親族などが順々に
その部屋を訪れ、最後のお別れをします。(このときは男性も)

 
そして、香典の読み上げが終わり、最後のお祈りが済んだら、
棺ごとお墓に埋めます。

キリスト教徒が多いパラオでは、一般的に土葬

キリスト教徒が多いパラオでは、一般的に土葬

最後に、来てくれた親族に色々お土産を配ります。

大量のタロイモ、

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巨大な窯いっぱいのバナナの皮で包んだ豚肉、

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その他にも、米、缶ジュース、ペットボトル水、鶏肉、など・・・

全部配り終え、片付けを終え、一息ついたのは、夜の8時過ぎ。
長い一日だった!

 
「ホームステイしているだけの外国人」である私を
大事なお葬式という場で、親族の一員として扱ってくれるパラオ人に感謝。
貴重な経験ができました。

親族一同おそろいのTシャツを作った

親族一同おそろいのTシャツを作った

ちなみに今回、お葬式の写真を撮るなんて・・・と遠慮していたけど、
パラオ人もみんなバシャバシャ写真撮ってる。全然OKらしい。

それでも、さすがに遺体の安置されている部屋の中の様子は撮らなかったのですが、
次の日、職場で写真見せたところ、
「なんで部屋の中とか、(亡くなった)本人の写真撮らなかったの~」と言われました。

え、いいの!?撮っても平気なの?日本じゃ考えられないよ!と散々確認しましたが、
写真は撮ってもダイジョーブだそうです。

それが、今回一番びっくりしたこと。

クリスマス会

今週のパラオはクリスマス一色。
クリスチャンの多いパラオでは、一年で一番大きい行事です。

どこへ行っても挨拶は「メリークリスマス!」
道行く人にも「メリークリスマス!」

23日、職場(Bureau of Public Works)のみんなとクリスマスランチ。

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その後、みんなでプレゼント交換会。

あらかじめクジで誰宛のプレゼントを買うか決めておいて
当日、「○○へ、サンタより」と書き、こっそりツリーの下に置いておきます。
そして、サンタの使いの「エルフ」に扮した部長のJoe が、そのプレゼントをみんなへ配ります。

なので、誰からのプレゼントだったのかは内緒のまま。

一応エルフのつもり

一応エルフのつもり

プレゼントは予想に反して、とても豪華!
私も、お菓子セットに、貝殻のピアス、そして現金のお小遣い(!)をもらいました。
誰だか知らないけど、ありがとう。

24日、オフィスの外でクリスマスBBQ。
25日、ホームステイ先でクリスマスBBQ。

本日26日、挨拶はまだ「メリークリスマス!」

Candy Day

昨年に引き続き、クリスマスの恒例行事「クリスマス飴まき(Candy Day)」に参加してきました。

有志の団体や企業がクリスマス風にデコレーションした車に乗って、
空港~コロール市内のメインストリートをゆっくりと列を成して、行進していきます。

そして、用意したキャンディやスナックを
沿道で待っている子どもたち(大人もたくさん待ち構えているけど)に投げ配る。

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橋を越え・・・

橋を越え・・・

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配る側もサンタの帽子をかぶったり、赤い服で揃えたりと、気分はサンタクロース。

全身サンタの格好をして、ヒゲまで付けていた隊員は、子どもたちに大人気。
キラキラの笑顔で、「あ、サンタクロースだ!!」と指さされて、キャンディをせがまれていました。

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雨が心配だったけど、幸い天気は晴天。

日陰も何もないトラックの荷台に乗って、炎天下の中、キャンディを投げ続けること2時間弱。
パラオのクリスマスは暑すぎる・・・。

ダイジョーブ

パラオ語には、日本語に由来している言葉が
それはもうたくさんあります。

代表的なところでは、
「ダイジョーブ(大丈夫)」、「ゴ(コ)メン(ごめん、すみません)」、「ツカレナオス(ビールを飲む)」
「センセー(先生)」、「ベントー(弁当)」、「デンキ(電気)」、「デンワ(電話)」、「チチバンド(ブラジャー) 」
「テンノーヘイカ(天皇陛下)」、「ダイトウリョー(大統領)」、「オキャクサン(お客さん)」などなど・・・

そして、パラオ語になっていなくても、一般的な日本語は割と知られているので、
(「ありがとう」、「おはよう」、「こんにちは」など)
下手な英語より日本語の方が通じるような気さえする。

(ちなみに、パラオ人同士の日常会話はほぼパラオ語、でもみんな英語もペラペラ、
日本語を話せる人はそんなに多くはない)

ちょっと謝りたいとき、「ゴメン!」 「ダイジョーブ」とか
電話を取り次ぎたいとき、「カルビン(職場の上司の名前)、デンワー」とか 普通に使われています。

日本とつくづく関係の深い国です。

写真は全然関係ないけれど、あるイベントのときのダイトウリョー。
ピンクのリボンがお似合い。

手品の余興中・・・

手品の余興中・・・

ダイトウリョーがこんな身近な存在なのもパラオの良いところ。